2021SENDAI光のページェント エピソードコンテスト受賞作品決定!

「2021 SENDAI光のページェントエピソードコンテスト」におきまして、厳正なる審査の結果、大賞1作品、優秀賞2作品が決定致しました。
心温まる一つ一つのエピソードから、SENDAI光のページェントが長年市民の皆様に親しまれていることを改めて実感することができました。
大賞作品については漫画と文章で、優秀賞2点については文章でお楽しみください。

受賞作品
大賞    「光が繋ぐ人の輪」
優秀賞 「煌めきは想い出の中に」
「初めてのページェント」

本事業はエスペランス株式会社さまにご協力いただきました。
ご協力ありがとうございました。
エスペランス株式会社
https://e-rance.com

大賞「光が繋ぐ人の輪」
どんぶり姫様

私がまだ学生だった頃…20年以上前の話です。
その頃スポーツ用品店でアルバイトをしていた私は閉店後アルバイト仲間で居酒屋に行きました。年末の繁忙期、お腹を空かせながら仲間と食べるご飯やお酒はとても美味しく楽しく盛り上がっていました。
その後店を出て人の波に押されて光のページェントに向かいました。 定禅寺通りを歩いていると一眼レフカメラを構えたおじさんがシャッターをきっていました。
「おんちゃん私らも写真とって〜」と声をかけるとおじさんは笑顔で、「いいよ」といってくれ撮影大会が始まりました。
皆ノリノリでポーズをとり何枚も写真を撮ってもらいました。
おじさんは神奈川県の人でページェントの写真を撮りに来たとの事でした。
「ありがとう、おんちゃん写真送ってねー。」と店の名刺を差し出すと、「良いよ、きっと送るよ」と快く引き受けてくれました。
年が明け初売りも終わり写真の事はすっかり忘れていたある日、お店に封筒が届きました。そこにはページェントで撮った人数分の写真とお手紙が入っていました。どれも弾けるようないい笑顔で素敵に撮ってくれていました。
私達もお礼にと仙台名物、萩の月を送りました。
光のページェントが繋いだご縁です。
懐かしい良き思い出です。

優秀賞「煌めきは想い出の中に」
岩崎真理子様

今から30年も前です。三人のやんちゃな子供と、当時苦労してやっと購入したばかりのボンゴワゴンに乗って光のページェントを見に行きました。
カウントダウンを待っている間はなんとなくドキドキ心臓が高鳴り、車内は不思議な緊迫感が漂っていました。まだ幼い子供たちはじっとしていません。
大騒ぎの子供たちを落ち着かせ、ボンゴのサンルーフを全開。シートは全てフラットにして家族全員横になり、天井の星空をみながらその瞬間を待ちます。
いよいよ待ち望んだカウントダウンが始まり、ライトアップの瞬間が来ました‼️
ボンゴも子供たちもたちまちキラキラした、幻想的な光に包まれました。サンルーフや窓から無数の光が優しく子供達に降り注いでいました。
苦労の多い若かりし頃、家族とたくさんの想い出を作りたいと主人の強い要望でやっと購入したボンゴワゴン。
このときほど、「あーこの車はこの瞬間のために買ったんだー」と思ったことはありません。
今でも思う、懐かしいあのときの光のページェント。
今でも語り継がれる、想い出の光のページェント。
今となれば遠い昔の懐かしい家族の想い出です。

「初めてのページェント」
サイトウメグミ様

私が3歳の頃、生まれて初めて光のページェントを見に行きました。定禅寺通の並木道を父と母と3人で手を繋ぎながら歩きました。
最初は夜空の中、木が光ってはまた消える繰り返しの流れを見て、私は木が光ったことに対しとてもびっくりし大泣きしました。
両親は、「怖くないから、大丈夫。」と大泣きしている私を泣きやませようとしましたが、私は泣き止むどころか怖くて目を閉じ、おんぶしてもらいながら見ていました。
すると、母に「目を開けて。」と言われ、開けて見ると、光のページェントが輝いている中でクリスマスプレゼントを渡してくれました。
泣き止まない私を見た両親が、人混みの中クリスマスプレゼントを買って来てくれたのでした。
この頃には怖さもなく、光のページェントの並木道の中でクリスマスプレゼントをもらったのがとても心に残っています。

関連記事一覧

PAGE TOP