この度は「SENDAI光のページェントエピソードコンテスト2020」にご応募いただき、誠にありがとうございました。
厳正なる審査の結果、大賞作品1つ、受賞作品2つが決定いたしました。
大賞作品についてはマンガと文章で、その他受賞作品については文章でお楽しみください。(大賞以外の受賞作品につきましては、各部門の応募数の差を考慮し、全体で2作品選出させていただいました。
◎大賞作品『約束』
主人と付き合い始めた15年前に、初めて一緒に光のページェントを見に行きました。すごく嬉しくて、「毎年来たいね★」とふと言った言葉をずっと彼は覚えていて、それから毎年クリスマス時期になるとページェントへ連れて行ってくれました。
数年後、私は乳がんになってしまい、「今年は無理だろうな」と思った年も、私の体調が良いときを見計らって連れて行ってくれました。
でも、この15年の間に、1度だけ行けなかった年がありました。彼の仕事が忙しくて、時間の都合がつかずにページェントが終了。
後から知ったのですが、その年だけ仕事が忙しかったのではなく、毎年年末は忙しいのにもかかわらず私を連れて行ってくれていたこと。そんなそぶりも見せず、喜ぶ顔を見たいからと、毎年連れて行ってくれた主人に感謝しています★
今年も、クリスマスイブに見に行きました。「約束だから。」とほほえんでくれる主人と、また来年も、そしてこれからも。ずっと見に行きたいと思います!
(ペンネーム:みるみる)
○受賞作品
2020年のヒカペ、開始後直ぐの週末に妻と娘と三人で見に行きました。降り積もった雪の感じに感動しつつ、人出の少なさに今年独自の寂しさを感じながら帰路へ着くために勾当台駅の方へ向かい、ガラス越しに映る光を楽しみながら歩いて
ドトールの前まで来た時です。店の入り口のところに20cm程の黒い塊りが落ちていて、岩??んん?? と近づいてよーく見てみたところ…微妙に動きます…何?何?とよくよく観察してみたところ、その正体はなんとフクロウ(正しくはオオコノハズク)でした。なぜこんなところに??と疑問は消し去る事はできませんが、フクロウは幸福の象徴、きっと神様が来年のヒカペは通常通り開催できるように贈り物をくれたのだ。と三人で話しながら帰った、とても感動した観覧の思い出となりました。
(ペンネーム:y.kano.cb13)
○受賞作品
私の実家は福島県伊達市です 。遠出のお出掛けは小さい頃から仙台市や気仙沼 秋保とお隣の宮城県でした 。冬になると毎年決まって光のページェントを見に行っておりました 。そんな事もあってか 、私自身も彼氏が出来たりすると欠かさず行っていたものです 。しかし 、高校生になると『光のページェントにカップルで行くと別れるんだって』などというジンクスが流れ始め…実は私も当時 付き合ってた彼と別れてしまったばかりだったので…そんなジンクスを信じ 、段々と行く事がなくなってしまいました 。そして そこから10年程経った頃 会津の方と遠距離恋愛を始めます 。会津人の彼は光のページェントを知りませんでした 。冬になり『旅行どこいく?』という話題に 。様々なイベントページを彼が携帯で見ていると 、『仙台光のページェントって何?君は見に行った事があるの?』と聞いてきました 。『昔は 、ね〜でも変なジンクスあって行かなくなっちゃった』と話したら『俺達はそれを見て別れたりしない!だから行きたい!(ごめん 笑 俺が行きたいだけ)』と 、2人で笑い合い 旅行は仙台市に決まりました。当日 勾当台公園の地下鉄駅に着き 、長い階段を上がっていくとたくさんの人の気配を感じます…寒いんだけど 、たくさんの人の温もりもある不思議な感覚…話し声や笑い声が段々と近付いてきます 。丁度 上に登りきった時 、1時間に1回のスターライトウインク!彼はもちろん 、久しぶりに見た私も背筋がゾワゾワとするのを感じ 、以来 光のページェントにハマってしまった2人は 、お互いを名前で呼んでいたあの頃から『パパ』『ママ』と呼ぶ 、今になっても必ず冬になると光のページェントへ行っています!お互いしっかりと繋いでいた手に 、今は大切な宝物が2つ 愛娘の暖 と愛息子の温 …今年はコロナ感染が怖かったので行けませんでした!来年こそは!かならず子供達を連れて4人で参加したいと思います!
(ペンネーム:暖温)
たくさんのご応募ありがとうございましたm(__)m